」で便利でお安く。少し前の話になりますが、去年の年末に、東京の五反田の一等地約600坪のまとまった土地が、パスポートと印鑑証明書を偽造した詐欺師グループによって売却され、90パーセント以上の支払いがほぼ現金によってなされていたことが発覚した事件が報道されました。
詐欺師に55億という巨額を払ってしまった積水ハウスが、どういう管理システムでこの失態を晒してしまったのかにも興味がありますが、それ以上に、不動産のオーナーかどうかの確認の際に、偽造パスポートと印鑑証明書くらいで評価額100億円以上と言われる不動産の権利移譲がなされてしまう可能性があるという、現在の不動産登記の現状が表面化したことが興味深いです。不動産売買という大きな事柄でニュースになりましたが、焦りは損失だと考えさせられました。
