トリコ(週刊少年ジャンプ連載中)
世はグルメ時代。
よりおいしいものを求めて、旅をする美食屋トリコが主人公の少年バトルマンガ。
これぞ王道の少年漫画ではないだろうか。
バトルシーンでは、容赦なく腕が吹っ飛んだり、首がすっとんだりと、えげつない描写もあるが、根底には間違いなく最終回の構想を感じさせる場面が出てくる。
設定がしっかりしているので、今の構想とは違ってもそれはそれで良いと思う。
まずは美食屋ということから、五感(味覚・視覚・聴覚・触覚・嗅覚)を使い、食の物語なので、味覚を抜いた4感で美食屋四天王(トリコ・ココ・ゼブラ・サニー)を登場させたこと。
それと対立関係にある美食會にもそれぞれライバルがいること。
四獣という幻獣を登場させ、それぞれ個性の強い戦いを書ききっていること。
キャラクターもこんなにキャラデザがはっきりしている漫画家はそういないと思う。
誰ひとりとして被っているとか、似ているようなキャラが存在しない。
このキャラクターにはどんなエピソードがあるんだろう。
誰と戦い、どんな手を使ってくるんだろう、とわくわくしっぱなしです。