寄稿頂きました。
絶対色々な所で交響曲と書かれる ステルス交境曲-シンフォニー第一幕「その男、透明につき①」感想
なかなか期待感を持たせる良い一話目でした。結構凝った設定で「ファンタジー世界の住人が作りあげた未来都市」みたいな感じです。凝ったタイトルが象徴しているのですが、(最近始まった「イリーガル・レア」もですが)凝った世界観で、その説明をするのがなかなか難しそうだな、と思いました。
とはいえ、さすが週刊連載に向けてかなりシンプルな導入になっています。今作のもとになった読み切り版(「ジャンプVS」収録)を読み返してみたところ、設定やキャラにほとんど変更はなかったです。かわりに読者視点キャラの呪いの羽少年でスタートさせ、かつ説明台詞をだいぶ減らして、その上一話目で登場させるキャラもだいぶしぼっていました。読み切り版では、なぜ仮面は透明にならないかとか服を着ているのか、とかも細かく説明してましたが、今回の一話目ではそういった説明は後回しにしてアクションに比重を置いていました。今後に期待したいです。