感想
天然な天使エニエルと真面目な悪魔デヴィエラがコスメを貸した貸さないで大喧嘩します。舞台はニューヨーク、教会を破壊しつつケンカしていると不意に赤ちゃんの泣き声がし、その赤ちゃんのお母さんを探すところから物語が始まります。なんといってもすごく綺麗でカワイイ表紙にひとめぼれしてこの作品を購入しました。
中身を読むとちょっと拍子抜けしますが、カラーページや扉絵、表紙は本当にため息が出るほど素敵です。作中で2人が着ている基本の衣装や、そのほか場に応じた衣装も凝っていて素敵です。というか丁寧にデザインされていて綺麗です。始終ドタバタしている「トムとジェリー」のようなストーリーなのですが、争っているのが天使と悪魔なのです。なにか問題を起こすその度にもう世界中が大パニックになるのがおかしくてたまらないです。でも一歩間違ったら死者が大量に出ているようなことも平気でしている描写もあるので現実ではこんな2人がいないといいなあと思います。人間世界だけではなく、他の天使や悪魔も引っ張り込んで槙んでいるので本当に迷惑な人だな、というエピソードもあります。たまに昔の少女マンガに出てくるような、例えばびっくりしたときや面食らった時に目の中に星が入るとか、そういう描写があってダサ面白いなと思いました。