一言感想
最初この作品を勧められた時は正直こんな絵柄のぐちゃぐちゃしたやつは読みたくないと思いました。でもちょっと怖くてドキドキする展開にどんどんハマっていきました。主人公は岩崎月光というとてもけんかっ早い、高校生の不良少年。
何十年かに一度、真っ青な月の光が「おとぎばなし」をおかしくしてしまい、その、おかしくなってしまった世界から現れた鉢かつぎ姫を助けたことから物語が始まります。「月光条例」の刻印が刻まれ、執行者になった主人公はおかしくなってしまった世界を正す戦いを始めるといったストーリーです。ジャンルはなんなのかしらと気になって調べると、「バトル・アクション・ファンタジー・コメディー」といったもはやなんでもありのごちゃ混ぜ作品。
でもすごく面白かったです。ああもう駄目だ!と思った瞬間に大どんでん返しがあったりと読んでいて本当にハラハラします。結構重要な役割であるはずのメインヒロインの名前が「演劇部(エンゲキブ)」どうも本名ではないようですが、それにしても本名は明かされず...。彼女が通う学校の先生や友人たちまでもがエンゲキブと呼んでいますが、名前考えるの面倒だったんでしょうか?それならちょっとひどすぎるかなと思います。結構かわいく描かれているのに。