ワールドトリガー第104話「玉狛支部⑦」(葦原大介)
簡単なあらすじ。
B級ランク戦の那須隊、鈴鳴第一隊との戦いに勝利した玉狛第二。玉狛支部で休息のひと時を過ごしていた修は、本部に呼ばれた遊真とヒュースについて行くことに。
本部で尋問を受けるヒュースは、揺さぶりにも動じず情報を漏らさない。そして、鬼怒田開発室長を手伝うことを命じられた遊真が、連れて行かれた先で目にしたものは、大規模侵攻で倒されたはずのエネドラと同じ口調で話す、一体の機械であった。
面白かったところ、一番好きだったシーンは?
本部でヒュースが尋問を受けるシーン。エネドラが自国、アフトクラトルの兵によって殺害されたことや、ヒュース自身が自国に見捨てられていたことを知ってもなお、自国の情報は漏らさない、と啖呵を切るところ。
敵国の兵士だが、彼には彼の覚悟がある、ということが感じられて良い。
好きなキャラクター、注目した登場人物は?
鬼怒田開発室長。
いつも目つきが悪く、言動も過激なものが多いが、言葉の端々に自国への思いが読み取れて、憎めないキャラクターである。何よりもその丸々としたシルエットが愛らしい。
今回は出番が多くて個人的には嬉しかった。
次回の展開予想や希望や想像など。
次回は、死んだと思われていたエネドラ(?)とのやり取りが見られそうで楽しみである。
また、今後は、ランク戦でいまいち活躍しきれない修と千佳が、遊真同様の活躍を見せてくれる展開が見たい。