一言感想
烏野バレー部、全てのピースが出揃うまでの、心は熱くなるお話です。
面白いところ。
この3巻では、烏野バレー部を強くするたくさんの出来事が起こります。
諸事情で謹慎処分になっていた小さなリベロ・西谷(にしのや)と、同時期に心が折れて不在だった気弱なエース・東峰が復帰します。
ある試合で徹底的にマークされた東峰は、攻撃が決まらず試合に負け、そのことで西谷と言い争いになり、その後に2人はバレー部から離れることになったのですが…。
日向の目指しているエースは、小さいながらもバネや技術を駆使して活躍するエースでしたが、現在の烏野のエース・東峰は、180cm越えと背が高くパワータイプ。
日向とは対照的な、エースらしいエースという感じだなと思いました。
そんな自分とは違う東峰に羨望を寄せる日向ですが、日向には日向の武器があっていい所がある、小さくても攻撃を決めて点数を取れると自分の力を再確認するシーンには胸が熱くなりました。
日向の決意の表情がとても良かったです。
自信を失った東峰が、もう一度奮起してエースとして復活の一撃を決めたところ、西谷が謹慎中も練習を重ね続けボール拾ったところ、菅原の本当の心の内を明かしたところ、たくさん感動というかホッとしたところがあって、感情移入が半端なくジワッと目と心にきました。
烏野バレー部が過去に縁のあった音駒との練習試合も決まり、技術面を指導してくれるコーチも就任しましたし、ようやくすべてが出揃ってスタートです。
その後の音駒との決戦前の合宿、幽霊事件で非常に笑えましたが、何より清らかで美しいマネージャー・清子さんのエプロン姿も素敵でした。
そして、おまけ漫画の3年生を粛清する強めな清子さんも素敵でした。