働く細胞5巻 著者/清水茜 体に良い菌もある。
講談社から出版されているコミックス働く細胞の5巻が8月9日に発売でした。ご存知ない方の為に先ずは説明から。
登場人物は体の中で働く白血球や赤血球が擬人化されたキャラクター達。それぞれが体の中でどんな仕事をしているのかを、コミカルに描いた作品です。少しでも人体や医療に興味があれば頷ける上に勉強になります。
巻ごとにメインで描かれるキャラは違いますが、全巻通して活躍しているのは白血球(好中球)さんでしょうか。細菌を見つけては撃退する仕事をする彼は、あちこちで仲間を守り戦う訳ですが、無表情で職務に忠実な割に人情味がありそれゆえの失敗や脱線が面白く描かれています。
さて、5巻の内容はといえば、そんな白血球さんたちに守られる一般市民(一般細胞?)が小さな菌たちを拾ってしまう所から展開されていきます。細菌というのは体にとって悪いもの。見つかれば白血球さんに退治されてしまいます。一般細胞は小動物のような彼らに情が湧いてしまい、どうにかして彼らを仲間の下に返そうと頑張り始めるわけですが。行く先々でトラブルがあり、その度に小さな菌たちが力を貸してくれ切り抜けていきます。
小さな細菌たちの正体は、善玉菌と言われる細菌たち。読み終わった後は無性にヨーグルトが食べたくなりました。