NARUTOの主人公であるうずまきナルトの友達を想う言動に感動させられました。
友であるサスケが自らの意思で力を求めて里を抜けた際に、師匠である自来也がサスケは戻ってこない、賢くなれと、諦めるようにナルトに諭しますが、賢くなることが友達を見捨てるなら一生馬鹿でいいと突っぱねます。
私自身がナルトを読んだ時、現実の厳しさに直面し、ドライな人間関係が当たり前と諦めていたので、愚直でストレートなナルトの言葉に胸を熱くさせられました。
ナルトの友を想う姿勢は物語の最後まで変わりませんでした。
他里の長がサスケを殺すと来た際は、土下居をしながら辞めて欲しいと訴え、仲間がサスケを見捨てると聞いた時は、ストレスで過呼吸で気絶してしまいます。
サスケにも、なんで自分を追うのか。と問いかけられ、友達だから。とまたしてもシンプルな回答。
自分の気持ちに正直なナルトの生き方にとても心を打たれました。
ナルトは私にとってまっすぐに生きたいと思いながらも諦めている(賢くなろうとしている)心を揺さぶってくるキャラクターだと思います。