漫画家の小栗左多里さんとライターのトニーさんご夫婦が、東京の様々な場所を散歩する様子を描いたコミックエッセイです。
私はものすごく出不精なので、自宅周辺のかなり狭い範囲だけで十分日常生活が成り立ってしまいます。ですが、せっかく東京に住んでいるのだから家族で出かけるきっかけになればと思い、この本を手に取ってみました。
子ども連れでも楽しめるところという視点で見ると、一番興味を惹かれたのは、合羽橋で体験できるという食品サンプル作りです。レタスの葉脈まで再現するところはすごいと思うし、視覚に訴えるのが得意な日本人らしい技術なんですね。大人も夢中になって取り組めそうですが、案外子どもの方が上手に作ったりするのかなと想像しました。
あと、築地での変わり種ソフトクリームや食べ歩きできる卵焼きは、ぜひ一度試してみたいものです。
そして、小池都知事と実際にご対面していたのにはびっくりしました。島を推奨しているという話など、面白かったです。都庁も立派な観光スポットなのだと知り、興味津々で読みました。