ジャンプ部屋ブログ

1994年頃から捨ててないジャンプで何かをしたいです。

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空くんの手紙/最終回・結末感想ネタバレ注意!こずるいけど憎めないうさぎ、純真無垢な謎の生き物ゴジラ…。 #COMIC


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『空くんの手紙』子供にも読み継ぎたいメルヘン漫画のラスト

生まれて初めて、お小遣いをコツコツ貯めて買ったコミックスです。
しっかりものだけど鈍くさい空くん、こずるいけど憎めないうさぎ、純真無垢な謎の生き物ゴジラ。3人(?)が繰り広げる、可愛らしいのに読後どこか考えさせられるストーリーに、幼い私は惹き込まれていました。
ブサイクが売りの猫や、うそつき虫、おじさんのシェフやハニワなど、個性的なキャラクターばかりが揃うなか、みんなのお兄さん役である空くんは、同時に私たち読者の代わりでした。
不思議な世界に当たり前のように住む空くんに自分を投影することで、その世界に入り込んで楽しむ事が出来たのだと思います。(今、読み返すとそう思うんであって、当時は子悪党なうさぎや天然まれにゃんが好きだったんですけどね。)
そんな空くんに訪れた『新聞の日』。
驚きました。それまでずっとメルヘンだった空くんの世界に、急に現実が訪れたんですから。
でも思い返せば、それまでも空くんはずっとその世界の『常識』であり、そろそろ子供ではなくなるのに、まだまだ大人ではない私たちと同じ世代の間隔で、あの世界を生きていたのでした。
新聞によって現実を知り、今の世界に疑問を持った空くんが、新聞から顔をあげると…。
空くんと一緒にボロボロ泣きました。いつか大きくなった自分の子供に読んでもらいたくて、未だに取ってあるマンガです。