『とんでもスキルで異世界放浪メシ』2巻 著者:江口連 イラスト:雅
小説投稿サイト『小説家になろう』出典のライトノベルです。『小説家になろう』でも人気が高い作品の1つで、既に1巻、2巻共に重版が決定、3月よりwebコミック誌『コミックガルド』にてコミカライズ連載も開始されています。
小説投稿サイト『小説家になろう』出典のライトノベルです。『小説家になろう』でも人気が高い作品の1つで、既に1巻、2巻共に重版が決定、3月よりwebコミック誌『コミックガルド』にてコミカライズ連載も開始されています。
映画の製作に合わせて出版された小説版です。映画では、「あの真田幸村は腰抜けだった」というのが一つの売りになっていましたが、小説版を見る限りそれぼど腰抜けであったように思えません。世間が持ち上げるほどの名将ではないかもしれませんが、物事を客観的に見て語る様は世捨て人然とした捨て鉢なものもあるのでしょうがそれなりの才があるように思えます。
歌舞伎を部活としてやりたい!という高校生クロを中心に立ち上げたカブキ部のお話、第5巻です。第4巻で入ってきた新入生達の初舞台までが今回の巻で書かれています。
文化祭へ向けて、学校の合宿所にて初めての合宿をスタートしたカブキ部。文化祭が最後の舞台になる3年生のために良い舞台を作りたいと思ったクロが提案した演目は「毛抜」でした。
チェスというボードゲームがあることは前から知っていました。しかし、ルールは全く解らず興味もありませんでした。時々、ニュースで、人間VSコンピューターの対戦、などと流れていても、ふーん…と右から左でした。
表紙カバーがめちゃくちゃキレイな本というイメージしかなかったのですが、最近、「すべてがFになる」を読んでから森博嗣さんにハマってしまって、ついに手を出しました。表紙と帯広告からの勝手な先入観で、もっとカジュアルでシンプルな小説だと思っていたのですが、実はなかなか複雑な小説でした。
「被弾のアリア」シリーズも24巻となり、もうほとんど「被弾のアリア」ではなくなってきました。つまり、シリーズ当初は主役であったアリアが、このあたりの巻では、もうほとんど登場しなくなっているのです。この24巻での登場シーンは、ページ数でいえば、たぶん1割もないんじゃないでしょうか。
『給食争奪戦』は小学校を描いた連作短編ライトノベルなんですが、発想が面白くて読ませます。
表題作の『給食争奪戦』はいじめっ子から給食のチョコレートケーキを奪い取る作戦を練る話です。「給食」というありふれたものにすべてをかける小学生が面白いですし、自分も昔は給食が大好きだったな……となつかしい気持ちになれます。
当小説は複数の短い物語が複数収録されているオムニバス形式の本です。その中で特に印象に残っているのが、表題にもなっている『R62号の発明』です。
職を失い、自殺を決意した技術者の主人公が、投身直前に青年に引き止められます。そこで「生きたまま死ぬ」状態になってほしいと要求されます。引き受けた主人公はある施設に連れて行かれ契約書(白紙)にサインするとこう呼ばれます。「R62号」と。
三日間の幸福という小説は、元は2ちゃんねるで、げんふうけいというユーザーが投稿した「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で」というスレッドでした。2ちゃんねるに投稿されたと聞いて読むことを躊躇う方も多いと思いますが、私はこの小説が、今まで読んできた小説の中で一番だと思います。
伊坂幸太郎の作品が大好きで、長編も短編も読んでいます。最近残り全部バケーションが文庫化されたので購入し読みました。伊坂幸太郎の作品内では魅力的な登場人物ばかりが出てきて、セリフも心に残るものが多いです。
残り全部バケーションでは、犯罪の派遣社員のような仕事をしている人物たちについて描かれています。ですが、決してシリアスではなく、憎むような人物ではなく、どこかしょうがないなと面倒をみたくなってしまうような魅力的な人物がやはり出てきます。