映像と音楽がに引き込まれました。
ストーリーは正直グダグタ感がありました。
しかし、使われる音楽や映像がとても魅力的な作品でした。
好きなキャラクターは祭ちゃんです。ストーリー内容的に暗い部分が露出しすぎて、彼女のように自分を強く持っていられる子なんてそうはいないとわかっていても、そういう強さをもったキャラクターの方が、理想的で良いなと感じます。
"友達を道具として使う"という部分が主人公たちの能力上、大きく取り上げられている部分のようです。特に後半に差し掛かって閉じ込められた天王洲第一高校の生徒たちを中心に、争いも相まってより人間的醜さを素直に描かれているように思います。
理想と離れた醜さはあるけども、キャラたちがどうしてそう行動し動くのか、それは現実的に共感できる部分が多く、単純なキャラクター描写については完成度の高い作品でした。
ただ完成度高いイコール面白い作品かといわれるとそこはまた意見の分かれるところなのだと思います。
雰囲気アニメといわれればそのような気もしてしまう、しかし面白いは面白い。
ストーリーの総評としてはあまり好きではない部類ですが、それ以上に映像、キャラクターデザイン、そして音楽が魅力的なので、全ての総評でいくと、面白かったです。