感想
贋作とレプリカ専門のアートギャラリー「ギャラリーフェイク」のオーナー藤田玲司が助手のサラ・ハリファと共に世界中を駆け巡りながら「美しさ」を追及していくストーリーです。芸術の歴史などのほかに推理サスペンスっぽいところもあってミステリー好きにはたまらないと思います。アニメやドラマ、ゲームにもなったのでかなりの有名作ですが完結していたとは知りませんでした。
私も美術史はすごく好きで、学生時代に学業として学んだことはありませんが、世界史と大きく関わっているところや人生のすべてをかけて構成の世界に伝えたかった事が解明されたりすると興奮します。芸術家は彼らのその個性の強さや新たなことにチャレンジする際の反対意見から、虐げられたりタブー視されてきた歴史がかなりあります。でもやっぱり綺麗なものは綺麗で上手とか鮮やかとかではなく、万人受けしなくても美しいものなんかたくさんあるのでもし学力があるのならこんな仕事につけても面白いだろうなと思います。ただこの主人公は裏取引や裏商売もしているので関わりたくはないですが。助手のサラもすごく頭のキレる女性で普段の服装もすごくカワイイし好きです。アラブの方の王族出身なのですが、主人公の事が大好きで押し掛けるように一緒に住んでいるようです。