NARUTO 72巻 戦争の終結・受け継がれる火の意志
ついに、15年もの連載期間を経てナルトという作品が終了しました。私は小学校の頃、NARUTOのアニメからこの作品を見始め今年で21歳。作中のナルトの年齢を追い越し追い越され終わってみれば15年。自分も歳をとったなぁと実感してしまいますね。さて、このNARUTOの最終巻である72巻ですが内容としては戦争が終わった直後からのお話ということになります。つまり、カグヤを倒した直後の話ですね。カグヤを倒しこれでハッピーエンド後日談へ~かと思いきやサスケがまさかの革命宣言。
これには驚いた読者さんが大勢いたのではないでしょうか。再びイタチの想いからかけ離れた行動つまり、木の葉つぶし宣言なのかと思いきや木の葉および世界を彼なりの考えでもって守ろうというものでした。愛を知りそれを失うことによる悲しみや憎しみを知った彼だからこそ他の人間に同じような思いにさせることはさせたくなかったのでしょうか。私としてはナルトの考えにあるような調和による平和というものしか頭になくサスケの考えは新鮮なものでした。そして、考えが合わない二人は戦うのですがその舞台が終末の谷なんですよ!サスケ奪還編が大好きな私としては最高の舞台でありました。演出も少年期の戦いを思い起こさせるようなものがチラホラと散りばめられていましたのでNARUTOという作品から離れている人にも読んで欲しいですね。そして勝負の決着がつき後日談へと移るのですが、そこにはナルトたちの子供たちの姿が!中にはそのキャラクターがくっついちゃうのか!?というような組み合わせもありましたがナルトたちも大人になったんだなぁとしんみり。この後日談では作品のメインテーマであるであろう『火の意思を受け継ぐ』ということを感じられました。作中では忍びとは耐え忍ぶ者のことを言うと言われていますが、ナルトの場合はそれをさらに越すあきらめないど根性を持ち作中の様々なキャラクターの心を動かしてきました。かくいう私もその一人であり作品を越え火の意思は受け継がれていると思います。NARUTOという作品は終わってしまいますがナルト達の意思は受け継がれていくことでしょう!岸本先生15年間おつかれさまでした。