かくかくしかじか5巻(東村アキコ)
漫画家東村アキコの自伝的作品の最終巻です。
漫画家に憧れ美大を目指す高校時代から、デビューし子供を産んでヒット作を飛ばすまでが描かれていますが、この最終巻では全編を通して主人公に大きな影響を与えた恩師・日高先生が病気で亡くなる場面が出てきます。
日高先生が亡くなるであろう展開は、1巻から薄々感じられてきたのですが(主人公のモノローグや、漫画カバーに添えられている言葉などから)、そうとわかっていてもお別れの場面が近づいてくると胸に迫るものがありました。
先生の葬儀の後、教え子たちが集まって思い出話を語らうシーンがあるのですが、その中の一人が先生からの最後のメッセージを皆に伝えます。
ああ、来るぞ、このページを捲ったらガーンとくる台詞が来る!と読者にもわかる構成になっていて身構えるのですが、それでも次ページに記されている先生のとても短い最後の言葉を目にしたときは泣かずにはいられません。
その言葉はこの作品のテーマそのものでもあって、タイトルにもダブルミーニング的に使われています。
漫画家のように何かを作り出す仕事に就いている人たちにはダイレクトに胸に刺さるでしょうし、そうでなくても一生懸命に毎日の生活を送っている人たちにも大事なことが伝わる一言だと思います。
ありがとう寄稿。
テレビアニメでも泣けると話題になった「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」のスタッフが制作した、オリジナル映画です。
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