先日引退届を提出した元貴乃花親方について、引退の発端となった元貴乃花部屋の力士である貴ノ岩が他の部屋の元力士である日馬富士に暴力を受けた事件で度々ニュースに取り上げられていたことは記憶に新しいと思います。
この暴力事件については、相撲協会に対して検察の捜査が終わるまでは聴取に応じないと言ったり、突然内閣府に告発状を提出したりした元貴乃花親方の行動に若干の引っかかりはありましたが、今回の引退に繋がる程の事ではないように感じていました。
私は相撲についてはあまり詳しくないのですが、元貴乃花親方は理事会の中でも改革派のイメージが強く、保守的な考えをもつ他の相撲協会の理事とはよく衝突していたのだろうという印象はありました。
もちろん告発状の正誤は分かりませんが、告発状を事実無根と発表しない限り親方としての仕事がなくなるように圧力をかけたり、引退届を提出した元貴乃花親方に対して「せいせいした」と言ったりしている相撲協会の執行部に対しては、こんな子供じみた言動をするのかと呆れてしまいます。
伝統ある国技の執行部がこんなことで、これからの相撲協会は大丈夫なのだろうかと非常に不安を感じています。