栃木県高根沢町内の中学校で、バレーボール部顧問の40歳代の男性教諭が、部員の女子生徒12人に「グラウンドを100周走れ」と指示して走らせ、5人が体調不良を訴えて病院で熱中症と診断されていたことが24日、わかった。
町教委は男性教諭に口頭で「指導は行き過ぎで配慮が足りなかった」と厳重注意した。
町教委によると、教諭は14日午前10時30分頃、同校で開かれた他校との練習試合の合間に命じた。1周約200メートルを約40分間約3・2キロ(16周)走った時点で、生徒1人が嘔吐(おうと)や手足のしびれを訴え、その後、1人が体調不良を訴えた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120724-OYT1T00548.htm
「行き過ぎ」というのは、言葉が足りない。
人にとって、何が幸いなのか分からないし、命じた男性教師は、鬼畜教師だな、と思ったけど、案外、スポーツの世界は、こういうモノかも知れない。
私は、体育会系でもないから、根性論とか…って考えたけど、「体育会系」という言葉で括るのも間違いかも知れないな。多分、体育教師になるには、スポーツ科学とか必修だろうし、中学なら、顧問が、体育が担当とは限らないだろう。
だから、これは、体育会系というより、気温と運動、適正な運動量のことが分からない、知識が足りない、愚かな大人と、犠牲になった可哀相な、中学生の女の子…ということなのだろう。
実際、200メートルを100周は20kmな訳だから、気温さえ厳しくなかったら走れる距離なのかも知れない(私はムリだけど)。
しかし、練習試合の合間に20kmも走らせる意味は分からないし、記事以上の人格が分からないから、不気味にすら思える。