以下のニュースを読みました。
例え節度を保った量であっても、アルコールを飲むことで成人の脳細胞の生産が大幅に減少することが判明したとか。実験では、マウスの血中アルコール濃度を0.08%(米の酒気帯び基準)に設定し脳の状態を調べたところ、この時点ですでに脳のダメージが見受けられたそう。
1日わずか2杯のワインが脳細胞の生産を40%も減少させると判明!!飲酒を毎日続けると学習能力が低下するらしいゾ | IRORIO(イロリオ) - 海外ニュース・国内ニュースで井戸端会議
人間とマウスは違う。というのが、最初の印象なのですが、この研究結果って、真面目に受け止められるのだろうか?勿論、アルコールが脳細胞の生産に良くない…ということまでは疑わないけど、だけど、体重とアルコールの量の比率しか注目しないのは、いかがなモノか?
例えば、寿命とかどうなのか?と思う。ちょっとWikiで調べてみる。
マウスは、2年半ほどは生きる能力はあるが、野生では平均して約4ヶ月ほどしか寿命がない[要出典]。
ハツカネズミ属 - Wikipedia
これは、ハツカネズミのことだけど、最大の2年半で考えても、ざっと計算しても、人間の50分の1以下の年数しか生きない。寿命の長さは、心臓の脈拍の速度とも関係しているらしい。マウスは早く死ぬけど、脈拍も速いと、テレビで知った。
だったら、アルコールが身体の中を巡る速度も速いと思う。また、体重に対する脳の比率はどうなのだろう?肝臓の働きは???
実験用にマウスが使われているのは、それなりに合理的な理由があるのだと思うけど、引用した記事にあるように『40%』という大きな数字を出すには、疑わしい部分が大きいように思えた。
アルコールが脳にダメージを与えないとも思わないけど、マウスに比べると、人間には、バッファー的な能力も高いのじゃあないか、と思う。なんとなく、世の中の健康意識の高まり的に、指示されそうな話題ではあるけれど。