斉木楠雄のΨ難第119χ「才虎一族無敵のΨ力」どのキャラクターも好感度大!
燃堂が男を見せた回でした。以前から運動が得意、料理が得意、お母さん思い、友達思い……等などその格好良さは天井知らずに上昇していましたが、今回も最初から最後まで燃堂さんオンステージです。
クラスメートを懐柔しようとする嫌味な金持ちに対して、燃堂はバカだからお金の価値が分からないというだけで終わらせるのではなく、ラーメンに換算することでお金の価値を分からせた上で、人命救助を優先させるという格好よさ。
最初はダメダメだったマジシャンコンビが今は売れっ子になったり、プロとしての誇りや葛藤を見せる味のあるキャラになったように、どんなキャラでも自分なりの立ち位置を見つけられるのが、この漫画の読んでいて気持ち良いところ。
再登場した才虎が、自分の価値観では図れない燃堂達と出会ってこれからどう変わっていくのが楽しみです。財力もかけがえのない力ですから、そこを生かした活躍に期待しています。
今週はオチも最高でした。そう言えば昔読んだ「金田一少年の事件簿」の「悲恋湖伝説殺人事件」で、高級なスーツケースは水に浮くって言っていたなあなんて思っていたら、斉木の粋なはからいにびっくり。無表情キャラでありつつも、何だかんだ言いながら友達を助けてしまう主人公はやっぱり頼もしいです。