感想
首都直下の関東大震災が来たという設定のストーリーです。主人公で高校生の青木秋人はがれきの下で足を挟まれて身動きがとれなくなっていた榊美由という女性を助け出します。
2人でサバイバルをしながらなんとか生き残るというストーリーなのですが、実際に首都直下型地震がきたら日本はどうなるのだろうなと思います。火災旋風の描写がすごく怖くて実際にこの場にいたとしたら真っ先に死んでいただろうなと思います。読んでいて思いましたが、私はもう成人している立派な社会人なのにもかかわらず、このような震災や災害が起こったときにパニックにならない自信がありません。
別に普段からヒステリックなわけではありませんが、自己分析すると変化に弱い人間なので実際にこういうことが起こるとひたすら逃げずに隠れていると思うのです。そうなるとやはりがれきの崩れや飢えなどで死んでしまう可能性も高いので恐ろしいなと思います。この作品は普通の災害に関する漫画ではなく、ヒロインが多重人格者であることから余計な労力を使いつつ逃げていくのです。
こんな大変な時になんて面倒な設定なのでしょう。というか、死にたければ勝手に死にさらせよと思ってしまいますが。もし東京都で大災害が起こってもどうか人災が起こらないようにと願います。