引っ張って引っ張ってやっとほんの一歩進展したかに思われたヨナとハクの恋愛ですが、結局ハクがただ告白しただけになっていたのが笑えました。
いやむしろ、この二人らしいと言った方が正しいのでしょうか。両想いなのになぜか長いことすれ違ったままというのが、いかにも王道の少女マンガらしくて微笑ましいです。最終回までにはぜひとも決着をつけて、ハクがなんとしても報われる展開を望みます。
そして、緋龍城にある廟の話が出てきましたが、これは今後の物語においても重要なキーワードになってきそうですね。幼かった頃スウォンが廟に近づくのをイル陛下がよしとしなかったという、その理由が気になるところです。
あと、なにか強い力を持っているわけでもないのに、実は密かにけっこうな存在感を発揮しているリリはすごいと思いました。オギからヨナのかんざしを手に入れたのも大きいですし、なにげに誰よりもスウォンに近づくことに成功しているのが末恐ろしい気もします。やはりヨナVSスウォンの構図は避けられないのか、次巻に注目したいです。