山形県酒田市の飛島でたった一人の中学生。本土から船で1時間以上かかる離島です。小学生もいないので、本当に子どもは一人です。
中学生といえば、反抗期で親とは話もしなくなるようなのに、親と一緒に釣りに行ったりして、親というより友達のような関係。恋愛やけんかすることもなく、通常の中学生とは違う生活を送っています。高校を卒業すれば、必然的に島から出ることになり、学校は当然休校になってしまいます。島からは子供がいなくなってしまいます。過疎の町や村と同じように子どもがいなくなると、地域のお年寄りがさみしがるし、地域の活気がなくなってしまうようで、心配です。地域に育てられ、素直に育ったように思いました。その子の将来に幸多かれと願うばかりです。