感想
映画化の際、向井理がジョージ役を務めたことで有名になりました。元祖ドロドロ系恋愛漫画家の矢沢あいさんの作品の中では一番好きな作品です。最初は母に期待されすぎているエリート進学校に通う女子高生の紫がモデルにスカウトされるところから始まります。この作品を読んでいたころにやっと服飾系の専門学校が地元に出来たのを覚えています。
作品中の中ではイザベラという性同一性障害の女性が好きでした。彼女が作る料理がいつもおいしそうで羨ましかったです。最初はモデルや服飾の仕事をバカにしていた紫ですが、最後はトップモデルの座を勝ち取っておりあの最後は本当に爽快でした。映画ではなんと、ジョージと紫が結ばれてしまうんですがこれは本当にこの作品を読んでいた人なら誰でも衝撃的だったのではないでしょうか。あんなに仲が良く親密に愛し合っていた2人が、最後は結ばれないというあのシーンこそがかっこよく終わるParadise Kissなのにあれではただのモデルが普通に恋人とよりを戻しただけになってしまっていてすごくショックでした。ほかにも、作中では実和子が金平糖を薬にしているとかちょっと頭がおかしいのかなと思ってしまうような衝撃的なシーンなどがあり最終話まで目が離せないくらいおすすめなので読んだことない人はぜひ読んで欲しいです。