31☆アイドリーム1巻/感想ネタバレ注意！あらすじ・主人公の出口千影は、かつてはモテモテの美少女であったが、31歳になり…。　#マンガ

31☆アイドリーム1巻〜現代版シンデレラ

種村有菜作品の中で珍しく暗くて自分に自信のない女性が主人公の作品である。主人公の出口千影は、かつてはモテモテの美少女であったが、31歳になり会社でもよく怒られるし、男性に縁のない喪女。そんな千影が製薬会社に勤める昔の同級生と再会し、若返りの薬「アイドリーム」を手にする。薬で若返った千影は、アイドルの世界へと踏み込んでいく…と、種村有菜自身の別の作品である「満月をさがして」の逆バージョンのような作品である。

種村有菜作品によくある誰からも愛される、可愛くて優しくてモテモテの美少女な主人公ではないはじまり方だったので期待したが、結局はいつも通り、主人公が皆から愛される展開になってしまい、やはりなと思った。
この作者の作品を昔読んでいた思い出もあり、絵柄は好きなので次巻も購入予定であるが…これからどのような展開になるのか、今までの作品とは少し違った流れになっていくのか気になるところだ。
タイトルが某アイスクリーム店の名前のようで可愛いし、表紙の絵もロゴも可愛い。掲載雑誌が少し年上のお姉さん向けのものということでの主人公の年齢設定なのかもしれないが、これからもぜひこんな感じの主人公も描いてほしいと思う。